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ついに到来!ノーコードでAI連携アプリが作れる時代 - サスケWorksがリモートMCPサーバーになる!?

2025-09-08 勉強会

1. はじめに - AI時代の新しい扉が開いた

最近のAI関連のニュースを見ていると、本当に画期的で興味深いものばかりです。写真のような精密な画像を生成したり、ハリウッド映画のような動画を作ったり、まるでSF映画の世界が現実になったかのような技術革新が次々と登場しています。

でも、ふと立ち止まって考えてみると「これって実際にわたしたちの仕事にどう活かせるんだろう?」という疑問が湧いてきました。どんなに美しい絵や動画が生成できても、毎日の業務が劇的に楽になるわけではありません。顧客データの管理、在庫の確認、売上の分析...こうした日常的な業務において、AIの恩恵を実感する機会はまだまだ少ないのが現実です。

「AIってすごいのは分かるけど、結局自分の仕事とは関係ないよね」

そんな声をよく耳にするようになりました。確かに、画像生成AIで美しいイラストを作れても、それが直接的に業務効率化に繋がるケースは限られています。

しかし本当に欲しいのは、もっと身近で実用的なAIの活用方法ではないでしょうか。例えば「田中さんの注文履歴を教えて」と自然に話しかけるだけで、瞬時に情報が取得できる。そんな日常業務に密着したAI体験です。

今回の社内勉強会という発表の場を借りて、AIがより身近な業務で役に立つことが実感できるようなサービスを作りたいという思いから、WorksアプリをMCPサーバ化して世の中のAIと接続する、という技受検証も兼ねたテーマで取り組んでみました。

派手さはないかもしれませんが、毎日の仕事が確実に楽になる、そんなAI活用の形を提案したいと思います。

2. 【トリでもわかるMCP講座】ノーコードンが教える「AIとつながる魔法の仕組み」

「こんにちは!サスケWorksのマスコットキャラクター、ノーコードンです。今日は『MCP』について、私と一緒に勉強しましょう!」

MCPって何の略? MCP = Model Context Protocol(モデル・コンテキスト・プロトコル)

「プロトコル」って難しそうに聞こえるけど、実は身近なところにたくさんあります!

  • HTTP = HPを見るときの通信規格
  • FTP = ファイル転送の通信規格
  • MCP = AIとアプリを繋ぐ通信規格


要は「決められたお約束事」のことです。みんながこのルールに従うことで、スムーズにやり取りできるんですね。

身近な例で考えてみよう!

想像してみてください。あなたが法律で困ったとき、弁護士さんがいてくれると助かりますよね?

  • あなた:「隣の人とのトラブルで困っているんです」
  • 弁護士さん:「お話をお聞きして、適切な法律を調べて、ベストな解決策をご提案しますね」
  • 法律:難解な条文や判例がたくさん

MCPは、まさにこの「弁護士さん」の役割をしているんです!

  • あなた = ChatGPTやClaude(AIアシスタント)
  • 弁護士さん = MCP
  • 法律 = サスケWorksで作ったアプリ

ノーコードン:例えば「ChatGPTで『田中さんの注文履歴を見せて』ってお願いすると、MCPが『承知いたしました!当社のデータベースから田中さんの注文履歴を検索するね』って、調べてくれて、その回答結果をChatGPTがわかり易い文章に整えて返してくれるんです

なぜMCPが画期的なの?

① 一度作れば、どのAIでも使える
今まで:ChatGPT用、Claude用、Gemini用...それぞれ別々に作る必要があった
今後:MCP対応で作れば、全部のAIで使える!

② 自然な言葉でシステムを操作できる
従来:「顧客ID123の注文履歴を表示するには...画面のどこをクリックして...」
MCP後:「田中さんの注文履歴を教えて」→即座に表示!

③ セキュリティが保たれる
AIが直接データベースを触るわけじゃありません。MCPが安全な「窓口」として機能します。

ノーコードン:「つまり、MCPがあることで、私たちは普通の会話をするように、自分の作ったアプリとおしゃべりできるようになるんです!すごくないですか?」

3. サスケWorksがリモートMCPサーバーに対応ってどういうこと?

サスケWorksは、プログラミングの知識がなくてもドラッグ&ドロップの直感的な操作で、現場や目的に合わせた業務効率化アプリを作ることができるノーコードツールです。

何ができるの?

  • 簡単にアプリ作成: ExcelやAccessの代わりに、もっと使いやすくて共有しやすいアプリを手軽に作成。紙やスプレッドシートでの管理から脱却できます
  • アイデアを即座に形に: 「日報アプリが欲しい」と言うだけで、AIが必要な機能を全部考えて作ってくれる。アプリ作成の時間を大幅短縮
  • バラバラなデータを一つに: 顧客情報と注文情報を別々に管理していたものを連携させて、データの一元管理が実現。同じデータを何度も入力する手間がなくなります
  • 紙の書類を瞬時にデジタル化: 手書きの伝票や領収書をスマホで撮るだけで自動的にデータ化。手入力の時間と入力ミスを大幅削減

従来のサスケWorks → 今回のアップデート

これまでのサスケWorksは「ノーコードでWebアプリが作れるツール」でした。プログラミングができなくても、ドラッグ&ドロップで顧客管理アプリや在庫管理アプリなどを簡単に作ることができる、とても便利なサービスです。
しかし今回、サスケWorksがさらに進化しました。「ノーコードでAI連携アプリも作れるツール」になったのです!

リモートMCPサーバー対応の意義

今回の「リモートMCP対応」により、一度設定すれば複数のAIサービスから同じアプリにアクセスできるようになりました。ChatGPTでもClaudeでも、将来的には他のAIサービスでも、同じように自然な会話でアプリを操作可能です。

これまで「AIを使いたいけど、自分のデータとどう連携すればいいか分からない」と悩んでいた方にとって、画期的な解決策となるでしょう。

ゼロからアプリ構築→MCPサーバー公開まで

サスケWorks上で、アプリを構築し、そのアプリをMCPサーバとして公開するまでのステップを簡単に紹介します。

ステップ1:アプリを作る

まずはサスケWorksで基本となるアプリを作成します。今回は日報管理アプリを例に進めていきます。
「アプリはAI自動作成」を使って作成するので、アプリのタイトルと概要を入力するだけ!

ステップ2:AIからの応答ルールを作る

AIがどのような質問に対してどう答えるべきかのルールを設定します。
例:「今日の日報を登録して」→日報アプリに新しいレコードを作成
「先週の営業成果を教えて」→日報アプリから営業関連の情報を抽出して回答

ステップ3:MCPクライアントを作成して応答ルールを紐づける

作成したアプリと応答ルールを、MCPプロトコルで通信できるクライアントとして設定し、ルールを紐づけます。
このクライアント情報にアプリの応答ルールと認証情報が紐づいていて、外部から接続できるようになります。

ステップ4:MCP対応サービスに登録する

完成したMCPクライアントを、ChatGPTやClaude などのMCP対応AIサービスに登録して、実際に使えるようにします。
現時点(2025年9月)ではChatGPTがカスタムコネクタ(任意のリモートMCP)接続には対応していないため、現時点で対応済みのClaudeに接続します

4.【実証デモ】サスケLeadのAIアシスタント「カゲマル」と日報管理アプリをMCP連携

ここからは、実際の製品を使った連携デモをご紹介します。当社のインサイドセールス向け顧客管理サービス「サスケLead」に搭載されているAIアシスタント「カゲマル」と、サスケWorksで作成した日報管理アプリをMCP連携させてみました。

サスケLeadにAIアシスタントのカゲマルが実装

現在当社の主力サービスであるサスケLeadに、AIアシスタントの「カゲマル」が実装の最終段階を迎えています。
AIアシスタントカゲマルは、見込み顧客の管理を得意とするサスケLead内に実装されたアシスタントで、顧客の過去の接点情報やHP上の企業情報・プレスリリース等を調査して、アポイントの獲得や、契約獲得など決められたミッションに向かって営業のサポートを行ってくれるAIです。

カゲマルにサスケWorksの日報アプリをMCPで接続してみる

サスケLeadでは、直接日報を記録する機能がないため、日報はサスケWorksのアプリで報告しているとします。
サスケLeadとWorksアプリの日報は直接システム連携はされていないため、それぞれで検索して探し出す必要があるのですが、MCPで接続されている状態だと、カゲマルに「日報アプリから、最近の活動内容をしらべて」と依頼することができます。

そうすると、MCPで接続されたサスケWorks上の日報の記録を探し出し、その情報を下にカゲマルが文章を整えて回答してくれています。
更に、サスケLeadに記録した対応履歴を元に「本日の日報を書いて」と依頼すると、Works上のフォーマットに合わせて新しい日報が記録されます。

5. 最後に

今回、サスケWorksのリモートMCPサーバー対応により、「ノーコードでAI連携アプリが作れる時代」が本格的に到来しました。
これまでAIは「すごい技術だけど、自分の仕事とは関係ない」と感じていた方も多かったかもしれません。しかし、MCPという橋渡し役の登場により、誰でも簡単に自分のデータとAIを繋げることができるようになったのです。
AIと業務アプリの連携は、もはや大企業や技術者だけのものではありません。ノーコードツールとMCPの組み合わせにより、誰もが自分の仕事をAIで効率化できる時代が始まったのです。
皆さんも、まずは身近な業務から「AIと会話できるアプリ」を作ってみませんか?想像以上に簡単で、想像以上に便利な体験が待っていると思います。
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