初めてのafter effectでモーショングラフィックス
2018-05-25 勉強会
こんにちは! 今回は入社半年のデザイン部ヒガキの担当です。
この半年間、皆さんの勉強会を見てきて様々な試みを楽しく見せてもらいながらも、いざ自分の番となるとなかなかのプレッシャー(笑)。
ですが、あまり深く考えずに自分なりに、せっかくだからやりたかったことをこの場を借りてやってしまおうと考えたお題が表題です。
モーショングラフィックスとは、文字や写真、イラストなどの静止画像に動きや音を加えて作る、「動くグラフィックス」のこと。進化がテーマのこの勉強会。DTPをベースにグラフィックをやってきた私にとって、グラフィックをベースに動くものをつくる、またはあるものを動かす。これは立派に進化と考えられるのではないか。。。という極めて個人的な進化の選択です。
この半年間、皆さんの勉強会を見てきて様々な試みを楽しく見せてもらいながらも、いざ自分の番となるとなかなかのプレッシャー(笑)。
ですが、あまり深く考えずに自分なりに、せっかくだからやりたかったことをこの場を借りてやってしまおうと考えたお題が表題です。
モーショングラフィックスとは、文字や写真、イラストなどの静止画像に動きや音を加えて作る、「動くグラフィックス」のこと。進化がテーマのこの勉強会。DTPをベースにグラフィックをやってきた私にとって、グラフィックをベースに動くものをつくる、またはあるものを動かす。これは立派に進化と考えられるのではないか。。。という極めて個人的な進化の選択です。
after effectsとは
after effectとは、「アドビシステムズが販売している映像のデジタル合成やモーション・グラフィックス、タイトル制作などを目的としたソフトウェアであり、この分野では代表的な存在である。」だそうです。
adobe製品なのでIllustraterやphotoshopと親和性が高く、例えばレイヤーを分けて作ったaiファイルなんかをそのままレイヤーが別れたまま取り込めたりなんかします。
実施に映像制作会社なんかでも使っているものなので、スキルさえあればプロレベルのものを作ることができます。
さあ、やってみようと思い立ち、まず進めるに当たって以下の2点を決めました。
adobe製品なのでIllustraterやphotoshopと親和性が高く、例えばレイヤーを分けて作ったaiファイルなんかをそのままレイヤーが別れたまま取り込めたりなんかします。
実施に映像制作会社なんかでも使っているものなので、スキルさえあればプロレベルのものを作ることができます。
さあ、やってみようと思い立ち、まず進めるに当たって以下の2点を決めました。
既存の画像や動画は使わず、アニメーションのみで構成する。
本来は、かっこいい映像や画像を使うことでイメージやクオリティをグッと高められるのですが、それだと繋いだだけ。。。でもそれなりに見えるので、お勉強の意味をもつ今回は却下。仕上がりは正直不安でしたが、そこはお勉強ということで(笑)
インターパークのロゴを使う。
会社の勉強会なので、インターパークをテーマにします。自分自身がデザインしたものを動きの中に取り入れてみたい!という思いもあります。
この2つを縛りにして後は自由。ということで進めます。
この2つを縛りにして後は自由。ということで進めます。
早速after effectを触ってみます。
画面はこんな感じです。
1.左側のプロジェクトパネルには取り込んだ素材が一覧表示されます。
2.右側の大きいスペース、コンポジションパネルはプレビューを見ることができます。
3.そして下にはタイムラインパネルがあり、ここで色々な構成を時間軸で作っていきます。
4.整列、エフェクト&プリセットなど、様々なパネルが並びます。
簡単に説明すると、素材を取り込み(またはAE上で文字や平面を作り)、その素材をどう動かすか(移動する、徐々に出てくる、回転する、光るなど)を決め、どのくらいの速度で動かすかをタイムライン上で構成していきます。
様々なエフェクトやアニメーションがプリセットで用意させているので、それらをうまく組み合わせて使うことでイメージに近いものを作り上げていきます。
まずはチュートリアルを何個かこなし、操作を探ります。
2.右側の大きいスペース、コンポジションパネルはプレビューを見ることができます。
3.そして下にはタイムラインパネルがあり、ここで色々な構成を時間軸で作っていきます。
4.整列、エフェクト&プリセットなど、様々なパネルが並びます。
簡単に説明すると、素材を取り込み(またはAE上で文字や平面を作り)、その素材をどう動かすか(移動する、徐々に出てくる、回転する、光るなど)を決め、どのくらいの速度で動かすかをタイムライン上で構成していきます。
様々なエフェクトやアニメーションがプリセットで用意させているので、それらをうまく組み合わせて使うことでイメージに近いものを作り上げていきます。
まずはチュートリアルを何個かこなし、操作を探ります。
その1 検索窓がニュッとでてくるアニメーション
ネット上を探せばいくらでも素材が出てきそうですが。1から作ります。
▶︎グレーの四角と虫眼鏡が出てくると同時に、検索窓が左に伸びる
▶︎そこに文字が打ち込まれる
それぞれをレイヤー分けしたイラストレーターファイルを作り、それをそのまま読み込み、各レイヤーにキーフレームを打ち込み動きを作ります。
完成版がこちら
▶︎グレーの四角と虫眼鏡が出てくると同時に、検索窓が左に伸びる
▶︎そこに文字が打ち込まれる
それぞれをレイヤー分けしたイラストレーターファイルを作り、それをそのまま読み込み、各レイヤーにキーフレームを打ち込み動きを作ります。
完成版がこちら
その2 INTERPARKの文字を使った映画っぽいイメージのモーション
映画の製作会社のロゴモーションみたいなイメージのものを作りたいと思い、それっぽいチュートリアルを探し、ちょっとアレンジしながら作ってみました。テキストのアニメーションと光のエフェクトを組み合わせて作ります。
その3 ストロボの発光したような効果
そろそろ頭の中で実際に作るものをイメージし始め、実際に使うつもりで作ってみました。
写真や動画をベースにしたストロボ発光のチュートリアルはあったのですが、今回は素材はNG。作り方が載っているようなものを見つけられなかったのでなんとなく作ってみます。
単純に白くトバすだけだとそれっぽくないので、焼き付けたようなグラデーションと発光が変化するといいのかなと考えて作ってみました。完成したものがこちら。
しかし、これだとあまりよくわかりません。。。
ここで重要になってくるのが効果音。先ほどの検索窓にも最終的には効果音を入れているのですが音があることでかなりイメージが伝わりやすくなります。
本当はこの構想のスタート時には効果音も自分で全て作ったら面白いと思って、こちらも色々と妄想していたのですが進めているうちに時間が。。。。とてもそんな余裕がなくなりこちらは最低限のものとしてフリー素材を使いました。効果音制作もそのうち改めて試したみたいと思います。
そんなこんなで音を入れたものがこちら。
映像は同じですが、音が入ることでストロボらしくなったかと思います。
写真や動画をベースにしたストロボ発光のチュートリアルはあったのですが、今回は素材はNG。作り方が載っているようなものを見つけられなかったのでなんとなく作ってみます。
単純に白くトバすだけだとそれっぽくないので、焼き付けたようなグラデーションと発光が変化するといいのかなと考えて作ってみました。完成したものがこちら。
しかし、これだとあまりよくわかりません。。。
ここで重要になってくるのが効果音。先ほどの検索窓にも最終的には効果音を入れているのですが音があることでかなりイメージが伝わりやすくなります。
本当はこの構想のスタート時には効果音も自分で全て作ったら面白いと思って、こちらも色々と妄想していたのですが進めているうちに時間が。。。。とてもそんな余裕がなくなりこちらは最低限のものとしてフリー素材を使いました。効果音制作もそのうち改めて試したみたいと思います。
そんなこんなで音を入れたものがこちら。
映像は同じですが、音が入ることでストロボらしくなったかと思います。
この辺りでなんとなく仕上がりのイメージを考えます
せっかくなので少しメッセージ性のあるもの。社内、社外の人共通に伝えていきたい、今私たちが向かっている方向、目指しているものをちょっとだけ表現するものになれば、と。そう考えると、映像を使わないならタイポグラフィっぽいものかな。。。
だけど、あまりにわかりやすく作ると何かイタい感じになりそうなので、文字は使うけど読ませるというより、もう少し感覚的に見れるもの、動きが早く、COOLな感じにしたいな〜と大まかな構想を考えます。
だけど、あまりにわかりやすく作ると何かイタい感じになりそうなので、文字は使うけど読ませるというより、もう少し感覚的に見れるもの、動きが早く、COOLな感じにしたいな〜と大まかな構想を考えます。
基本構想はタイポグラフィをベースに疾走感のあるものをイメージ。ラクガキ程度ですが、コピーや構成を考える手書きラフなんかも描いたのですが、細かいことはあまり決めずに(というか決めてもどうやればよいのかわからな過ぎて進まないので)あとは感覚的にやっていこうと思います!!
音作り
どうせなら音もオリジナルで作ろうと思います。
今やただの飾りと化した古いギターとホコリだらけのVOXをひっぱり出してきました。After effectsに煮詰まった心を解放すべくゲイン強めに弾いてみます。
とはいえ、あんまり時間もかけていられないので、何個か思いつくままに弾いてみた中でこれなら何とかいけそうかな、と思えたものがこちらのリフ。
さらに、疾走感が欲しいのでリズムは入れたい。そこで定番Appleのフリーアプリ「Garage Band」の最新版をインストール。
これがなかなかの優れもの。タイムラインに先程のリフを流し込み、イコライザで音を調整、そこにプリセットで入っているドラマーを選ぶとタイムラインに自動的にドラムが打ち込まれます。あとは先程のリフに合わせて調整するだけで、いい感じにドラムを入れてくれます。
とはいえ、あんまり時間もかけていられないので、何個か思いつくままに弾いてみた中でこれなら何とかいけそうかな、と思えたものがこちらのリフ。
さらに、疾走感が欲しいのでリズムは入れたい。そこで定番Appleのフリーアプリ「Garage Band」の最新版をインストール。
これがなかなかの優れもの。タイムラインに先程のリフを流し込み、イコライザで音を調整、そこにプリセットで入っているドラマーを選ぶとタイムラインに自動的にドラムが打ち込まれます。あとは先程のリフに合わせて調整するだけで、いい感じにドラムを入れてくれます。
なかなか素晴らしいのはフィルなんかも勝手に入れてくれてるし、曲の終わりも感知してして、うまいこと終わってくれます。
ドラム入バージョンがこちら。
音調整とドラムが入ることで、まあまあ疾走感は出た気がするのでとりあえず及第点。ホントは色々とやりたいとこですが、本題はこちらではないので次に進みます。
ドラム入バージョンがこちら。
音調整とドラムが入ることで、まあまあ疾走感は出た気がするのでとりあえず及第点。ホントは色々とやりたいとこですが、本題はこちらではないので次に進みます。
実制作
ここから、構想に沿ってモーション全編を作っていきます。
イントロは最初に作った検索窓からスタート。
そして、こちらも先ほど作ったストロボを発光させてミュージックスタート。
ブランドカラーであるグリーンと白が交互に展開しながら、音楽に乗ってテキストとカラーが目まぐるしく写し出される。そんなイメージで色々とためしながら構成。
細かく試しながら「別名で保存」を繰り返し進めたのでファイル数は全部で18ファイル。最終的な完成形のレイヤー数は50を超えました。
本当はやればやるほど、「あーしたい、こーしたい」が出てくるし、やり方が少しづつわかってくると、根本的にやり直したい気持ちまで出てくる始末ですが、一応、当初のイメージに近いところまできたところで作業終了に!!
このままではAfter effects上でした見ることができないので、「mp4」に書き出して完成です!!
そんなこんなで一応の完成版がこちらです。
イントロは最初に作った検索窓からスタート。
そして、こちらも先ほど作ったストロボを発光させてミュージックスタート。
ブランドカラーであるグリーンと白が交互に展開しながら、音楽に乗ってテキストとカラーが目まぐるしく写し出される。そんなイメージで色々とためしながら構成。
細かく試しながら「別名で保存」を繰り返し進めたのでファイル数は全部で18ファイル。最終的な完成形のレイヤー数は50を超えました。
本当はやればやるほど、「あーしたい、こーしたい」が出てくるし、やり方が少しづつわかってくると、根本的にやり直したい気持ちまで出てくる始末ですが、一応、当初のイメージに近いところまできたところで作業終了に!!
このままではAfter effects上でした見ることができないので、「mp4」に書き出して完成です!!
そんなこんなで一応の完成版がこちらです。
まとめ
完成を見ると一瞬(22秒ほど)ですが、構想段階を過ぎて実制作に入ると結構な試行錯誤がありました。
半分遊びながら、エフェクトなんかに興味深々なカンジで進めた分、いじりながら考える感じになってしまい時間がかかってしまったのと、方向としては当初の狙い通りではあるものの、映像素材や画像素材を使っていないこともあり、やや単調になってしまったかな、と反省。
構想段階でもっとしっかりと練って、もう少し複雑な動きをじっくりと作っていくというのも面白かったかと思います。
ただ、やはり一定のレベルのものを作るのは、結構な経験値の蓄積が必要だなと思いました。エフェクトやアニメーションを理解し、それらを組み合わせることでどんな効果を得られるるか、どれを使えばイメージ通りの動きをしてくれるのか、感覚的にものを作っていくことができるようになるまでには、機能が多いプロ仕様だけに道のりは長いな〜と感じました。
しかしながらグラフィックが動くことで、理屈を離れて感覚的に感じる楽しさもあり、思った通りの動きができた時や、音楽にピッタリ合わせた動きができた時には、キターーーーーーー!!って感じでになり、なかなか楽しいものでした。
今やスマホやアプリなど、様々な技術を基盤として一昔前まででは考えられないほど身近なものとなっている動画。精度の高い動画を作ることができれば、面白い場面は必ずありそうです。
今後、今回の試みを仕事に活かすことができるかどうかは今のところ未知数ですが、今回使ってみたことで、やってみたいことが色々とできたので、公私問わずこれからも色々といじって遊んでいきたいと思いました。
半分遊びながら、エフェクトなんかに興味深々なカンジで進めた分、いじりながら考える感じになってしまい時間がかかってしまったのと、方向としては当初の狙い通りではあるものの、映像素材や画像素材を使っていないこともあり、やや単調になってしまったかな、と反省。
構想段階でもっとしっかりと練って、もう少し複雑な動きをじっくりと作っていくというのも面白かったかと思います。
ただ、やはり一定のレベルのものを作るのは、結構な経験値の蓄積が必要だなと思いました。エフェクトやアニメーションを理解し、それらを組み合わせることでどんな効果を得られるるか、どれを使えばイメージ通りの動きをしてくれるのか、感覚的にものを作っていくことができるようになるまでには、機能が多いプロ仕様だけに道のりは長いな〜と感じました。
しかしながらグラフィックが動くことで、理屈を離れて感覚的に感じる楽しさもあり、思った通りの動きができた時や、音楽にピッタリ合わせた動きができた時には、キターーーーーーー!!って感じでになり、なかなか楽しいものでした。
今やスマホやアプリなど、様々な技術を基盤として一昔前まででは考えられないほど身近なものとなっている動画。精度の高い動画を作ることができれば、面白い場面は必ずありそうです。
今後、今回の試みを仕事に活かすことができるかどうかは今のところ未知数ですが、今回使ってみたことで、やってみたいことが色々とできたので、公私問わずこれからも色々といじって遊んでいきたいと思いました。