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わが社をバズらせよう!! オウンドメディアへの士気を高める会

2016-10-13 勉強会
オウンドメディアをバズらせる
こんにちは、インターパークWEBソリューション事業部の島田です。
こんなタイトルで記事投稿しても検索にひっかからないって!と思いつつ、意識高い系の臭いがぷんぷんするのがとても好きなので、横文字&若者コトバ乱立タイトルのままいきます。

・・・バズらせる?オウンドメディア?

さて、タイトルの「バズる」という言葉ですが、どこで見かけるかというと、TwitterやFacebookなどのSNS,また雑誌・ブログなどです。私は最近まで聞いたことありませんでした。発端はどうやらTwitterのようです。

バズとは英語の「Buzz」というマーケティング用語であり、「ざわざわ」とか「ぶんぶん(虫が飛び回る音)」などの意味があります。耳障りになるほど耳に入る・ざわざわと噂にするほど話題になるということから転じて「口コミ・SNSで拡散する」「多くの人が話題にする」という意味で使用されているようです。ネガティブな「炎上」とは違い、ポジティブな印象のようです。

もうひとつ「オウンドメディア」とはなんでしょう。WEBソリューションという名の事業部にいながら、なんとなく知っている程度でした、すみませんでした。

用語的に説明すると・・・

《自らが所有するメディアの意》
企業が消費者に向けて発信するメディア。
自社発行の広報誌やパンフレット、インターネットの自社サイトなど。自社メディア。
(goo国語辞書:http://dictionary.goo.ne.jp/jn/260464/meaning/m0u/

要するに弊社でいう「リードに関するあれこれ -SAASKE REPORT- (http://www.saaske.com/report/)」とか、他社でいうと株式会社LIGさんが有名です。私もLIGさんの記事たいへん楽しく読ませてもらっています。

なんでこのテーマにしたのか

最初は違うテーマを選んでいて、タイトルは「BtoB企業におけるSNS活用のポイント」でした。

途中まで記事を書いていたものの、どうにもこうにも結論に盛大なツッコミが入るほど残念なものになってしまいました。私のなかで至った結論・・・それは・・・

BtoBtoCの意識でSNSを活用しろ!!

・・・結局BtoCやんけ、とセルフツッコミしました。
調べても調べても結局オウンドメディアをSNSで拡散させてバズらせる、これしかないんじゃないかと思うほど、画期的で目から鱗が零れ落ちるようなSNS活用は発見することができませんでした。
ならば、私たちのオウンドメディアをバズらせることを考えよう。これが今回のテーマの原点です。

オウンドメディアの定義

改めて、オウンドメディアの定義とは「お金が発生しない、かつ自分で運営・管理が可能で、自分の好きなようにできるメディアのこと」です。

SNSやブログと同じではないのか、という疑問

広義でいえば同じです。オウンドメディアの「owned」の意味するところは、自分もしくは自社のメディアすべてです。しかし、自分・自社でコントロールできない、または枠に囚われて見せ方に差をつけられないとなれば、その点ではSNSはオウンドメディアとは区別すべきです。

※補足:オウンドメディアという用語はいつ頃発生したんでしょうか。

調べてみると、トリプルメディアという言葉にたどりつきました。

2009年に米国のIT情報サイトで紹介された「マルチメディア2.0」という論文がきっかけで広まり始めた概念で、日本では社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が、2010年のWebマーケティング戦略においてトリプルメディア、トリプルスクリーン戦略を考えていくべきとの宣言を発表したことから、一気に注目を集めた。(SMMlab:http://smmlab.jp/?p=11321

2009年頃といえばiPhoneやAndroidスマホが出たころ、同時にTwitterやFacebookが日本に出現し始めたころです。
上記にある「トリプルメディア」の内ひとつがオウンドメディアなわけですが、他ふたつは何かというと「①ペイドメディア(paid media)」と「②アーンドメディア(earned media)」です。

①ペイドメディア・・・WEB広告などの支払いが発生するメディアのこと。
②アーンドメディア・・・ユーザーから評判や共感を得るメディアのこと。SNSはここに分類されるようです。

オウンドメディアを始めるにあたっての注意と心構え

言葉の意味がわかったぞ、こういう事はスピード感が大事!さーやってみよう!ということになるのですが、ちょっと待った!

思い立ったが吉日かもしれませんが、いきなり何の記事を投稿するんですか?
手当たり次第に記事を投稿して数打ちゃ当たる戦法ですか?
一人で始めるつもりですか?
SNSで自演しますか?
それ長続きします?
ねぇねぇどうするの?

イラっとくると思いますが、結構図星ではないですか。まずは落ち着いて戦略を練りましょう。

その1 的確な目標を定める

ナイル株式会社の實川氏は仰いました。「戦略とは目標を定めることである(参照:WD2016年10月号)」と。

有名企業が認知度をあげるための記事ばかり投稿しても意味がない、商品やサービスの認知度をあげたい企業がネタ記事ばかり投稿しても効果が出ない、これではオウンドメディアに疲弊してしまうだけです。
「的確な目標をもつこと」これがひいてはオウンドメディアを長続きさせるコツでもあるのです。

オウンドメディアの良いところは、会社やサービスの状況に合わせ、自由にカスタマイズし情報を発信できる柔軟性にあります。自由だからこそ、目標がないと迷走します。誰にあてるどのようなメッセージなのか、しっかりと練りましょう。
目標を定めて戦略を練ろう

その2 石の上にも三年の心構え

株式会社LIGの代表挨拶が意識高すぎるとバズったことがあります(https://liginc.co.jp/company/message/year/2014

実はこの記事、バズったのは2015年頃ですが、掲載されたのは2014年でした。日々積み重ねた投稿によりたまたまユーザーに発見され拡散につながったそうです。

この例に限らず、バズは何がきっかけで起こるかわかりません。発見されるにはネタを散らばせ、検索にひっかかるしかないのです。
大海原を漂流しているような気分になるかもしれませんが、「いつか誰かに届くでしょ」くらいの気持ちで記事を充実させましょう。

その3 みんなの協力を得る

株式会社ガイアックス(http://www.gaiax.co.jp/)が公開しているBtoB企業のWeb担当者にとったアンケートを見てみましょう。


調査概要
調査名 :「BtoB企業のWeb担当者によるWebマーケティングの取り組みに関するアンケート調査」
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2015年3月~2015年5月
調査対象:売上規模 20億円以上の BtoB 企業で Webマーケティング関連業務に従事する方々
調査地域:全国47都道府県

著作権表記
(C) 2015 GaiaX Co.Ltd.All rights reserved.
WEB担当者が抱える問題課題

何をしたらよいかわからない、協力を得られない、会社に意欲がない、更新が大変・・・。あーなんだかやめたくなってきますね。

オウンドメディアの運営管理は非常に体力・持久力が必要です。そのためには、一人で始めるのではなくパーティーを作って協力しましょう。ではどんなパーティー編成が望ましいのでしょうか。

リーダー

現在私たちの勉強会では大きなテーマを決めて、その中でそれぞれが得意なこと、気になったことを発表(いずれは記事になる?)していますが、オウンドメディアでは、ある程度戦略にそった内容であることが求められます。

この戦略の指揮をとるリーダーが必要です。

サブリーダー

記事作成にあたっては、ルールがあるほうが良いと思います。記事の投稿を自己判断に任せるのもよいですが、記事のチェック・校正をスケジュールに沿って行うことで安定した記事の蓄積とクオリティ保持が可能になると思います。

それを担うサブリーダーもいるとよいでしょう。

解析担当

目標数値を定めているのであれば、数値を拾う役割も必要です。

ライター

記事を書く人です。社内の人間で担うのが一番良いと思いますが、外注に依頼するのも手です。

その4 さー書くぞ!効果的な見せ方を意識する

準備完了!記事を書きましょう!
記事の内容についてはその時々で変わりますが、書き方のポイントを考えてみました。

①アイキャッチにはできれば商用フリーの素材を使わない
②時流にあった記事と、「後で読んでみよう」の記事を織り交ぜる
③文章が長すぎる記事を書かない

①アイキャッチにはできれば商用フリーの素材を使わない

これは、アイキャッチに描きおろしイラストを使い始めたらPV数があがったという記事を鵜呑みにしたわけですが(https://conte-anime.jp/draw/blog-eye-catch)、実際よく読まれているオウンドメディアのアイキャッチを見てみると、そのほとんどが「自家製」だと気づくと思います。

社員の顔であったり、自社製品、描きおろしイラスト、これらをアイキャッチに利用することで差別化を図ることが可能だと思います。

②時流にあった記事と「後で読んでみよう」の記事を織り交ぜる

その時バズっていることを記事にすれば瞬間風速的なPVを得られるかもしれませんし、「3連休におすすめの本10選」などの後で読んでみようという気持ちにさせる記事は、長く安定したPVを得られるかもしれません。ユーザーの目に触れさせるためにはどちらもバランスよく持っておくことが重要です。

③文章が長すぎる記事を書かない

いまこの記事がすでに4000字を超えているわけですが長すぎです、こんなの最後まで読みません。
すみませんでした。
ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

その5 最後に記事を拡散させよう

もう最後です。そろそろ〆ます。

書いた記事を人目に触れさせるために、ある程度SNSで拡散させましょう。
ですが、社員の個人アカウントに大量の自演記事が流れたら虚しいですよね。これはシェアしたいなーと思ったらそれは拡散したらよいと思いますが、拡散は個人の自由に任せましょう。

しかし、オウンドメディア内にSNSへの「出口」を設けることは良いのではないでしょうか?

グーグルの基本概念は、「質の高いサイトから被リンクを受けているサイトは、良いサイトであり、みんなが見たいサイトである。だから、上位表示する。」 ですから、被リンクを促すための工夫をすべきです。

そのひとつとして手っ取り早いのは、ソーシャルボタンの設置でしょう。また、バズの起点となる人は情報感度の高い人であり、ニュースを取得するRSSリーダーなどを利用しているケースもあるので、その対応もしておくとグッドかもしれません。
質の高いコンテンツは必ず評価されます

あとがき

長々と書きましたが、オウンドメディアへの気持ちは高まったでしょうか。もしかしたら私たちも頑張れるかも、と思ってくれたら嬉しいです。

私たちは頑張りますよ、バズりたいですから!

ありがとうございました!
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